2021年12月体験記

人生で初めて2021年12月を体験したので、その参加記を書きました。

2021年12月に参加した感想

無い。

ゆく年くる年

光熱費

民意に反して2021年が終わった。1年間色々あった気もするし、特に何もなかったような気もする。とりあえずこの1年を振り返れる何か材料が欲しい。

そんなことを考えてふと部屋を見回すと、電気代とガス代の伝票の束が目についた。そういえば今年の4月から捨てずに保管していたのだった。1月~3月分は捨ててしまったが、とりあえず9ヶ月間の電気代とガス代の変遷を見てみた。

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作画崩壊したイカみたいな形のグラフになった。凡例がないのであれだけど、青色が電気代で赤色がガス+灯油代の料金を示している。相関係数は-0.3。かなりどうでもいい。あとどうして夏の方が電気代が高いのかわからない。

異常気温

夏で思い出したが、今年の夏は常軌を逸した暑さだった。

こんなことをして許されると思っているのだろうか。許されるはずがない。

一体我々は何のために北海道に住んでいるのだろう。それはもちろん快適な夏を楽しむためだ。熱中症でバタバタと人が倒れる大都市の惨状など意にも介さず、最高気温25℃の環境下で最高の夏を過ごしたい。

しかしその幻想は今や完全に破綻した。連日のように北海道の観測地点が最高気温を記録し、コンビニで購入したアイスは溶けて地面に落ちる。こんなことが許されるはずがない。北海道の誇りはどこへ行ったというのか。

旭川で食べた中華丼

何気なく車窓から眺めた景色、偶然目に留まった本の一文、図書館で静かに流れていた音楽。何も特別なことはないはずなのに、妙に印象に残って消えない記憶というものがあって、今年一番それを感じたのは旭川で食べた中華丼の味だった。

3月の中旬に北海道旅行をしていたとき、旭川で1泊した。このとき、宿は素泊まりで予約していたので自分で夕食を調達する必要があった。幸い近くにコンビニがあったのでレトルトの中華丼と白米を購入し、部屋の電子レンジで温めて食べた。自分でも理由が良くわからないけれど、そのときの光景や中華丼の味が何故か鮮明に記憶に残っている。その宿は安宿だったし、レトルトの中華丼と白米だってどこでも買える。何も特別な要素はなかった。にもかかわらずその瞬間の記憶が今でも鮮やかに蘇ってくる。そして、きっと10年後も覚えているだろうという予感がある。どうしてそんなことが起こりうるのだろう、なんてことを思って早々と9ヶ月が経過した。来年もそういう体験ができるといい。

そんなわけで中華丼の写真を探したけれど見つからなかったので、代わりに帯広で食べた豚丼の写真を載せておく。

トイトッキ浜トーチカ

ところで、何故帯広や旭川に行ったかというとトイトッキ浜のトーチカと鳥居を見に行ったついでだった。

素晴らしい組み合わせ。トーチカの横に祠と鳥居がある。これは行くしかない思い、レンタカーで道央へと向かう。トイトッキ浜の周辺には民家など一軒も存在せず、道も最後はダートが続く。よくある北海道の光景だ。しかしカーナビを信じて進むと本当に赤い鳥居が現れた。

あまりにも良すぎてしばらく付近をぐるぐる回っていた。この付近はまたいつか訪問したい。

主な出来事

dアニメストア

3年ほど前に北海道で大きな地震があったのを覚えているだろうか。

当時、自分は本州にいたので直接的な被害は受けなかった。しかし、部屋ではきっと本や食器などが散乱していることだろう。面倒だけど片づけなければならない。そう思いつつ地震の2日後に帰札した。

は?

テレビが落ちて画面が割れていた。意味が不明。おそるおそる電源を入れてみたが当然何も映らない。完全にふざけている。しかしこれはNHKを解約するチャンスではと考え直して電話を入れてみた。

ほんの30秒ほどで解約手続きが完了した。やったね。

――以来、2年半に渡ってテレビがない生活が続いた。これでは金曜ロードショーやアニメを見られない。興味の湧くコンテンツは増加する一方だというのに消費が一切できないのだ。

前置きが長くなってしまったけれど、そういうわけで前々から気になっていたdアニメストアを契約することにした。

月額440円でアニメ見放題!

さて、契約にあたってまずクレカを作る必要があった。今まで特に不便を感じなかったので持っていなかったのだ。しかも昨今は「自動リボ払い」なる凶悪なシステムがデフォルト設定になっているクレカもあるらしく、おそるおそる手続きを進めた。

そして1週間ぐらい待つとクレカが手元に届いたので早速登録した。作品がかなり充実していて良い。今のところ頑張って月100話ぐらいのペースで見ているけれど、気になる作品が多すぎるのでまだまだ先は長い。

vivy

dアニメストアを契約してから1ヶ月ほど経った時に「なんか評判良さそうだし見るか~」ぐらいの気持ちで『Vivy』を視聴したのだけど、その傑作ぶりに感動したので感想をば。

Vivyは2021年4月から7月にかけて放送されていた日本のアニメ作品だ。制作会社のWIT STUDIO進撃の巨人のアニメなどを手掛けている会社で、最近よく名前を聞くな~という印象がある。

↑の公式サイトに記載されているVivyのストーリーをコピペしたのが以下のもの。

――私の使命は、歌でみんなを幸せにすること。

“ニーアランド”、それは夢と希望と科学が混在したAI複合テーマパーク。
史上初の自律人型AIとして生み出され、施設のAIキャストとして活動するヴィヴィは日々、歌うためにステージに立ち続ける。しかし、その人気は今ひとつだった。
――「歌でみんなを幸せにすること」。
自らに与えられたその使命を果たすため、いつか心を込めた歌を歌い、園内にあるメインステージに立つことを目標に歌い続けるヴィヴィ。

ある日、そんなヴィヴィの元に、マツモトと名乗るAIが現れる。

マツモトは自らを100年後の未来からきたAIと話し、その使命は「ヴィヴィと共に歴史を修正し、100年後に起こるAIと人間との戦争を止めること」だと明かす。

果たして、異なる使命を持つ2体のAIの出会いは、どんな未来を描き直すのか。

これは<私>が<私>を滅ぼす物語――

AIの『歌姫』ヴィヴィの、百年の旅が始まる。

という感じでAIを取り扱ったSFモノで、雰囲気としては『攻殻機動隊』や『楽園追放』に近い。歌姫繋がりで『マクロス』あたりを思い出す人もいるかもしれない。

本作の素晴らしい点として、まずストーリー構成の秀逸さが挙げられる。特に前半パート(~6話)は無駄を一切感じさせない展開となっていて非常に完成度が高い。作画面も素晴らしく、特にアクションはかなり力を入れて作られている感じがした。

自分が最近のアニメに疎いだけかもしれないけど、こんなに良く動くアクションを見たのは久しぶりな気がする。どことなく攻殻機動隊を彷彿とさせる感じもする。

また、CGで魅せるシーンも多くて良かった。

こういうシーンを見ていると、『楽園追放』時代からの技術向上に驚きを隠せない。レンダリングとかでかなりコストがかかりそう。知らんけど。10年ぐらい前は空の境界fate シリーズの制作を担当している ufortable が抜きん出た作画の良さを誇っていたけれど、最近は他のアニメ制作会社も追いついてきてるんだなと思った。 

ところで、本作の主人公は歌姫AIという設定なのでいくつかの劇中歌が存在する。それに加えてヒロインが歌うシーンもしばしばあるので、↑の動画のような劇中歌が10個ほどある。vivyを見終わった後にその劇中歌をまとめたCDが欲しくなり、4年ぶりぐらいにアニメイトに行った。が、売っていなかったのでAmazonで注文した。

良いですね~。テーマ曲の Sing my pleasure や Galaxy Anthem の疾走感が好き。特にグレイス版の Sing My Pleasure はサビ部分のファルセットの入れ方があまりにも綺麗なので全人類に聞いて欲しい。

オグリキャップ

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ファインモーションが育成できるようになったので10回ぐらい引いたらサンタオグリが来た。たくさんご飯を食べてほしい。

育成ではこれまで青因子のことしか考えてこなかったが、人々が赤因子や白因子も厳選しているのを見てなるほどなと思った。あまり極めたいとは思わないけど、レース中にスキルがたくさん発動したら楽しいので頑張って周回したい。

良かった曲

Boulderdash

何もかもがすごい。これだけ自由に弾けたら人生楽しいと思う。フィドルソロのシャッフルとグリッサンドを合わせたフレーズが斬新でかっこいい。

面白かった動画

ぼっち(佐倉綾音)


あまりにもひどすぎて無限に笑っていた。

割引の刃、割引の呼吸


面白い。20回ぐらい見た。

メロン潰し


悲しい。

まとめ

来年から本気出す。